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【台湾ニュースチェック】高雄市を流れる愛河の由来は

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愛河は台湾南部・高雄市を訪れる人にとって代表的な観光スポットの一つである。そしてそのロマンチックな名前により、ここは恋人たちのデートに欠かせない場所となった。しかし、この美しい名前は70年前の新人記者によるある誤報によって生まれたものなのである。

高雄市を流れる川、愛河がその姿を現したのは明清時代(1368年から1912年)。それまで愛河は海の底にあり、高雄港の海と一つになっていた。その後、地殻変動によって愛河は地上に登場したのである。昔、地元の人たちは愛河を「打狗川」と呼んだ。日本占領時代に、「打狗」が発音の似た「高雄」に改められるに伴い、「打狗川」も「高雄川」にその名を変えることになった。日本はそれから高雄港を整備、さらに「高雄川」の川底を掘り下げて運輸機能を持たせたことで、現在の愛河の姿が形成された。そして川の名前も「高雄川」から「高雄運河」へと改称されたのである。

1948年、高雄市民の陳江潘さんは現在の中正橋付近で観光客にボートを貸し出す商売を始めた。店の名前は詩人の呂筆氏に命名してもらった「愛河游船所」。店にはこの看板が掲げられていたが、ある日、台風が通過すると強い風雨のため看板にあった文字が一部外れてしまい、「愛河」という二文字だけが残った。

その後まもなく、ここで恋人同士の入水自殺事件が発生。近くには2人が自殺を決意した遺書が残っていた。この事件の取材を担当した「新生報」の林記者は、看板にある文字を川の名前だと誤解し、記事の見出しを「愛河浮起艶屍一具(愛河に美しい女性の遺体)」とした。他の新聞社もこれに倣って誤った名称を使用したことで、「愛河」という名が広く伝わるようになったのである。

1968年、当時の高雄市長、楊金虎氏は蒋介石総統(当時)の夫人、宋美齢女史の誕生日を祝うため、「高雄運河」という河川名を「仁愛河」に改めた。しかし、愛河という名称を使う人が増え続けたため、高雄市議会は1992年に民意に従う動きに出た。当時の高雄市議会議員、陳武勲氏による提案が議会を通り、河川名は正式に「愛河」に決定、その後、愛河という名はずっと親しまれているのである。(聯合報より)
TAIWAN TODAY

 

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高雄市を流れる愛河への行き方は?

日本から高雄へは、エバー航空、チャイナエアライン、アシアナ航空、大韓航空、キャセイパシフィック航空などで、成田空港もしくは羽田空港から直接行くことができます。

料金や時間など、詳しくははこちらのサイトで検索してみてください。

↓ ↓ ↓ ↓ ↓

 

高雄空港から愛河へは、高雄国際空港駅(R4)でMRT紅線に乗車、「市議会駅」または「中央公園駅」で降ります。

台北から高雄へは、台湾新幹線で1時間35分ほど、「左営駅」という駅で下車します。愛河へは「左営駅」からMRT紅線に乗り換え、「市議会駅」または「中央公園駅」で降ります。

 

 

愛河をナイトクルージングで楽しむ

高雄市を流れる愛河は、高雄観光でも人気のあるスポットですが、愛河にかかる高雄大橋や七賢橋は、夜、ライトアップされるので、ナイトクルージングで楽しむのが正解。

 

 

 

ナイトクルージングには、愛河クルーズ船「愛之船」を利用します。愛之船のリバークルーズは高雄市が運営しているクルーズなので、他にも色々な船がある中で、料金が一番お得です。

所在地: Hedong Road, Qianjin District, Kaohsiung City, 台湾 801

Tel: +886 7 216 0668

20分ほどのクルーズで料金は台湾$150、日本円で500円ほどで、この光景が楽しめるのです。

 

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まとめ

今回は、ニュースチェックから、高雄の愛河に注目してみました。

ロマンチックな愛称で、カップルにはおすすめな観光スポットですね。愛河のナイトクルーズを楽しんだら、二人の愛がさらに深まりそうですね。

 

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