台湾に行ったらしたいこと

台湾の十分でランタン(天燈)を飛ばして願いを叶えたい

スポンサーリンク

台湾の北部、新北市平渓区にある十分には、「ランタン(天燈)飛ばし」といって、「ランタン(天燈)に願い事を書いて空に飛ばす」風習があります。

新北市平渓ランタンフェスティバルは、この十分で元宵節(旧暦1月15日)に、数万人の人々が押し寄せる有名なお祭りです。特に「千灯の一斉上げ」の場面は壮観です。

スポンサーリンク

ランタン飛ばしの由来

 

ランタン飛ばしとは

ランタン飛ばしは、三国時代に、諸葛孔明が戦況を伝えるために、熱気球の原理を用いてランタンを飛ばしたのがはじまりと言われています。

ランタンは竹細工で作った底部に、大きな紙袋を乗せただけの簡単な作りですが、中には油を染み込ませた紙を固定して火をつけると、ランタン内部の空気が温められ、空中に浮かびます。

このランタンの形が諸葛孔明の帽子に似ていたことから、またの名を「孔明灯」とも言います。

その後、美しいランタンが空に浮かぶときに、人々は天に向かって幸せを祈るようになりました。ランタン飛ばしの風習は民間へ伝えられ、今に至ります。

 

台湾の十分でランタンフェスティバルが行われるようになった理由

台湾の十分が開墾され生活が豊かになったころ、この地には盗賊が現れました。村人たちは一家の財産を守るために、村の収穫が終わると財産も片づけ、山中に身を隠しました。

元宵節(旧暦1月15日)になると、若者が村へ偵察に行き、盗賊が去って安全であるという印に、ランタンを飛ばして山中の村人へ知らせました。

ランタン飛ばしは無事であることを知らせるためのものでしたが、このランタンを見た村人たちは、天に向かって平安や幸せを祈ったのです。

この風習が現在も残り、新北市平渓ランタンフェスティバルとなりました。

ランタン飛ばしを体験するには

新北市平渓ランタンフェスティバルに参加するには、元宵節(旧暦1月15日)に合わせて十分に行く必要がありますが、ランタン飛ばしを体験するだけなら、十分へ行けば、いつでも体験することができます。

十分への行き方

台北駅から台鉄の東部幹線で「瑞芳(ルイファン)」駅へ。そこで平渓線へ乗り換え「十分」駅で下車。

台北市内から「十分」までの所要時間は1時間ほどですが、平渓線は1時間に1本程度なので、時刻表は必ずチェックしておきましょう。

 

ちなみに平渓線は「瑞芳」駅から「菁桐」駅までの1日周遊券を買うとお得です。

 

「ランタン飛ばし」体験をするには

1ランタンを選ぶ

線路沿いに、ランタン屋さんがたくさん並んでいるので、願い事に合わせた色のランタンを購入します。

  • 赤…健康運
  • 黄…金運
  • 藍…事業運
  • 紫…学業運
  • 白…明光運
  • 橙…愛情運
  • 緑…順調運
  • 桜…幸福運

2願い事を書く

購入したランタンの4面に、墨で願い事を書きます。

日本語でもOK!

 

3ランタンを飛ばす

お店の人に手伝ってもらいながら、用意できたランタンに火をつけて飛ばします。ランタンは、なんと、線路の上で飛ばすので、ちょっとドキドキの体験です。

列車は1時間に1本程度の運行なので、間隔は充分に空いていますが、列車が来る時間が近づいてきたら、速やかに線路から離れましょう。

 

ランタン飛ばし体験をするときのポイント

十分は山間にあり、天気が非常に変わりやすいです。朝、天気が良くても午後から急に雨が降ることはざらにあります。

しかし、多少の雨くらいなら、ランタンを飛ばすことは可能です。ただし、強風の日は風でランタンの日が消えてしまうと遠くまで飛ばないで落ちてしまう、ということもあります。

もしランタン飛ばし体験に重きを置いているなら、午前中からスタートできるように、早めに十分に行きましょう。

スポンサーリンク

まとめ

今回は、台湾の十分で体験できる「ランタン(天燈)飛ばし」について、お伝えしましたがいかがでしたか?

台湾の十分は、台北から少し距離がありますが、平渓線の線路の上でランタンを飛ばす体験は、子どもだけでなく大人も、ドキドキする体験です。願いに合った色のランタンを飛ばして、夢を叶えてみたいですね。

十分は山間にあり、天気が変わりやすいので、なるべく午前の早い時間に十分に行くと良いですよ。

 

スポンサーリンク

スポンサーリンク

この記事はいかがでしたか?

スポンサーリンク

-台湾に行ったらしたいこと